無駄を愛する

"無駄"は好きですか?

 

そう聞かれると大抵は"好きじゃない"と答えると思う。"無駄"とは何か?と思い辞書を引くと

 

《名・ダナ》
役に立たない(余計な)こと。効果・効用がないこと。
 「出費の―を省く」

 

との記載があった。効果・効用のない物事は数えてみればきりがない。新型ウイルスが流行する中で、いろいろな無駄が削がれていると感じる。

例えば、テレワークにみる出勤の要否。自宅で従来の業務を滞りなく行えるのであれば、通勤に掛かる時間や費用もそうである。対面式の打合せや捺印などの電子処理に移行可能なもの。別に仕事に関することだけでない。スマートフォンでやっているゲームのAPPも聞いている音楽も数年か数か月後の自分に何か良い影響を与えているかというと大きな影響はないと思う。無駄を徹底的に取り除いた効率主義にシフトするのであれば、こんな駄文を書き連ねないで、資格取得のための勉強に充てている方がずっと有益だ。食事も酒など飲まず、美味しいものも食べず完全栄養食のゼリーでも吸っていれば…いや、点滴で十分よいのである。

では、無駄に対する判断基準はどうだろうか。感染症流行によって職場や友人とお酒を飲む機会が減っている。減ることによって時間もできるし、お金も浮くのだが人と飲みながら有益・無益関係なく話す時間というのは充実感があり、無駄な事とは言い切れない気がする。

 

話は急に変わるが先日、恋人と別れた。最後に2人で話したが自分未対する魅力が失われて向こうにその気がなくなったからである。原因は諸々あるとは思うが大きく2つある。

 

  1. かける熱量の割合
  2. 無駄な会話の要否

 

1つめの"かける熱量の割合"であるが、プロフェッショナルではないものの本業の会社員をやりつつ音楽やカメラ、動画制作等好きなことをやってきたし、今もなお増えている。そういったアグレッシブさ等に魅力を感じてくれていたのだが、自分は恋人ができるとそうもいかず、各項目の割合に違いはあれど恋人が第一優先となり、他の項目割合が減少する。

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こうなってくると出会う前にはいろいろ情熱的に動いていた男の影はなくなってしまう。ここに関してはうまく自分のやり方かな…と思う。

 

2つめの無駄な会話の要否であるが、自分が音楽をやっているように彼女もまた好きで続けていることがあった。出会った当初よりも熱量は増しており、彼女としてはそちらに情熱を注ぎたく、雑談や一緒にゲームをしたりする時間があるならそちらに費やしたがっていた。自分はその日にあった出来事なんかをLINEしたりする他愛のない時間を共有していたかった。…愛せる無駄の範囲…という価値観の違いがあった。

 

スマートフォンのゲームをして、その進捗等について友人と話す時間。

 

夜中に酒を飲んで、クラブで音楽を聴きながら騒ぐ時間。

 

酒を片手にくだらない話で爆笑している時間。

 

スポーツの結果に一喜一憂する時間。

 

モヤモヤした感情を文字に起こしてblogとして整理するこんな時間。

 

具体例をあっげていくとキリはないが、自分の周りにはかけがえない無駄があふれている。かけがえない無駄が多くて時間もお金も足りなくなってしまうから他の無駄を減らして有意義な無駄をこれからも愛していたい。

"足るを知る"に学ぶ

世の中は明るいニュースよりも暗いニュースが占めていると高く感じる。"人の不幸は蜜の味"や"悪事千里を走る"とはよく言ったもので悪いニュースの方が人の興味を惹く。根底には自分より不幸な人を見ることで安心感を得られる…なんてのもあるのだろう。では何故そのような考えになってしまうのだろうと考えた結果、"物事に対する欠乏感"が原因ではないか?というひとつの結論にいきついた。

 

"足るを知る"という言葉をご存じだろうか。

 

語源は中国の思想家である老子の言葉『知足者富』という言葉である。和訳すると"足るを知る者は富む"という意味。自分も感じることがあるが、モノにあふれた現代社会では『あれが欲しい』『これが欲しい』と自分や自分の所有物に対する不足感、欠乏感を感じる機会が多いと思う。モノだけでなく他人と比較して自分には才能がない…といった才能の欠乏感もある。そこで不足感といったマイナス感に目を向けず、『自分は既に〇〇を持っているから大丈夫』といったプラス面に考えを向けることである。

 

言葉でいうのは容易いが、実行…つまり思考の方向性を変えるのは一朝一夕でできるものではない。初めてこの言葉を知ったときはとてもできるものじゃないな…と思っていたが、先日この考えを自然とできていることに気が付いた。

 

きっかけはある人から受けた相談事であった。自分の経験則から相談者本人が欲しかった方向の回答やアドバイスはできなかったのだが、何故そうなってしまったかを考えていた。

要因として"成功体験は人の目を曇らせる"というものがあげられる。受けた相談事に関しては自分は成功とまではいわないものの少なくとも失敗していないのである。自分の成功事例しか知らず、きっと将来的によくなるよ…なんて見当違いな発言をしていた。成功した自分の例に倣わせようと…考えずに発言をしていたのである。実在した成功例でも環境などの条件によっては再現性もなくなるし、成功例をベースに違った側面からの考えを毎回、する必要があると感じた。そして自分の例がなぜ成功したかを考えたときに気付いた。

 

"自分ってとても恵まれていないか?"…と。

 

上記で挙げた環境等の条件…これに恵まれていたのである。幼いころは自分の置かれた環境が恵まれているとは考えなかった。勿論、当時の考え方なので

 

・TVゲームは一日一時間まで

・学習塾だけでなく家庭内でもさせられる勉強

カップ麺などのレトルト食品が滅多に食べられない

 

といった大したことないものばかりであるが、幼い頃には他の友達やその家庭と比較して自分に不足しているものについて嘆いていた。上記の不満も今考えてみると

 

・TVゲームは一日一時間まで

 →視力低下防止の為に考えられていたものだし、そもそもクリスマス等にゲームを買ったもらえていた。

・学習塾だけでなく家庭内でもさせられる勉強

 →基礎学力を底上げすることで思考能力が良くなったし、一般常識や漢字などの知識が身につき社会に出てからの不自由が少ない。

カップ麺などのレトルト食品が滅多に食べられない

 →毎回、手作りの食事を出してくれていた。

 

めちゃめちゃ恵まれているじゃん…

 

他にも大切に思える家族・恋人・友人がいる。仕事がある。趣味がある…挙げだせばキリがなく自分は幸せだなと思えた。勿論、現状に満足するだけでなく良い変化を求めることは必要と思っているが、その際に"足りないから頑張る"ではなく"今も良いけど、より良くしよう"と考えるだけで気持ちも楽になるし、肩の力を抜いて頑張れる。足るを知ることで自己肯定感も増し、成長もしやすくなる。いいことづくめじゃないか…

 

不足を嘆く前に、自分の状況を確認し肯定してあげる。そういった前向きな考え方が個人の生活や周りの人への良い影響を与えると思うのでそういった考えで生活していこうと思う。BE POSITIVE.

思う事

まず、今回の事件に対して思う事はあるが解決策を導くことはできないし、勉強不足もあるので思考の整理という点で思ったことをつらつら吐こうと思う(6/3現在)

 

タイトルにもある思う事とは"George Floyd氏"というアメリカで起きた白人警官の暴行により、無抵抗の黒人男性が殺害された件について。2020年5月25日(米国時間)の戦没者追悼記念日であるメモリアルデーに起こった惨事である。

 

この件を受けて事件の起こったミネアポリスをはじめとした全米の各地でデモやそれが激化した略奪行為などが発生している。こうした白人による黒への暴行や殺害は過去に何度も起きている。それこそ今回ほどの騒ぎにはなっていないが

 

2020年2月:ジョギング中の親子が射殺される。

2020年3月:救急救命士が自宅で射殺される。

2020年5月:警官により射殺される。

 

という事件が起きており、いずれも白人による黒人の殺害である。米国では警官の点数稼ぎのために、黒人の運転する車両を止めて本人が持っていなかった薬物や銃を所持していたとして逮捕するという事件があるそうだ。このような事件が横行しているのであれば、車両を止められたところで素直に協力もする気にならないであろう。また、アメリカでは黒人の子供は外で警察に止められた時の対応について家庭で学ぶという。下手な対応やおどおどして怪しさを感じさせると逮捕、下手すると射殺される可能性があるからだという。

 

このような事が"自由の国"を謳うアメリカでいまだに起こっているのだ。

 

今の米国のトップはドナルド・トランプである。彼が大統領選の際に掲げていた公約(スローガン)が"America First"である。国家という単位で物事を考える場合、自国の発展のために尽くすことは間違いではない。それが他国の利益や関係性を顧みずの行動であってはいけないし、それが酷くなればまさにファシズムとなろう。だが、彼の掲げる"America First"。聞こえはよいがその"America"の中には有色人種は含まれていない。黄色人種である日本人ももちろん含まれていない。自身と同じ白人主義、つまりはレイシズム(人種主義)である。

 

…では自分にそのような差別意識はないのか?と問われるとないとは言い切れないのが実情である。

 

自分には日本国籍以外の友人が数人いる。黒人も白人も黄色人種もいる。何故、友人になれた分析するのも野暮ではあるがある程度の年齢になり分別がついていたから…というのも理由にあると思う。生まれてから学生を経て社会人になるまでにクラスメイト等の近しい間柄には日本人しかいなかった。やがて社会人となり色々なできごとや人と出会い"差別はよくない、みんな仲良く"といった漠然としたものが出来上がってから出会えている。もし、自分に何も知識がなく幼稚園の頃にポツンと一人の黒人の子がいたらと考えると視覚的な情報から"別のモノ"という認識をして、いじめ(差別し)たりしていた可能性が大いにある。

これは日本が"ほぼ"単民族国家で幼少のころからそういった違いに触れることがなかったのも要因の一つとも考える。

 

では、同じ黄色人種である中国・韓国といったアジア籍の人間に対してはどうだろうか?自分には韓国の友人がいるため、あまり意識してこなかったが来日観光客のマナーの悪さや国交関係…特にメディアによる煽り等もあり良い印象は持っていない。去年、上海に一人旅に行った際に"思ったより悪い場所・人じゃないぞ"といった印象を抱いたはずなのに。

 

これに関しては常に意識していくしかないと考える。幸いなことにインターネットの普及した社会なので、日本から出ずとも他国の状況や情報は入手できるし、日本を訪れる・日本に住んでいる外国人は沢山いて触れる機会はあるのだ。上で言ったマナーの問題も国の文化の違いによるもので、悪意があったやったとは限らない。注意することで改善もするし、注意された人が周知することで良くない行いやそれをやる人が減る可能性だって大いにある。

 

人種差別が生まれる一因として"理解不足"を挙げたが、もうひとつ大きな要因があると考える。それが"優位差"である。今もなお残る差別がなぜ発生したかというと、奴隷制度が発端である。ファシズムのもとに新たな大陸を発見し、侵略し、その土地に住んでいた人間たちを奴隷として扱った。また、中世の貴族と平民や日本の江戸時代にもみられた"士農工商"といった階級制度、これを作ることで統治を楽にした。

現代社会において差別は撤廃され、皆が平等とはいうがこうした制度の影にいまだおかれているのである。

では金持ちが貧乏人に私財を無償で与えるか?今の白人が黒人と容易に立場を交換できるか?というと不可能であろう。皆、自分が可愛いのだ。手放しに"皆を平等に"と謳ったところで、今の資本主義国と社会主義国の差を見てみれば違いは一目瞭然である。自分の立場を下げてまで他人を良くしようとできる余裕がないのだ。資本でも地位でも、また他の何かでも余裕のリソースを増やすことが必要であると考える。最適解は1963年…つまり40年以上も前にキング牧師も謳っている。しかし、コンピュータが発展しようと、インターネットが発展し、他人と容易に繋がれるようになろうともその解を導くための特効薬のような方程式だけはいまだ見つかっていない。

 

それに人種だけじゃない、国籍も性別も差別の対象になり得る。

 

NBA選手であるKareem Abdul-Jabbarの言葉にこういったものがある

 

人種差別というものは空気中を舞う埃のようなものだ

照らしてやる事で目に見えて掃除することもできる

 

 

今回の暴動や略奪のように埃だって火種を与えれば粉塵爆発して大災害になる可能性もある。だが、コレといった解決策もない中、自分たちに出来ることは人種差別という問題について考え、意識し、明かりを絶やさずにこの問題に対して向き合い続けることだと思う。

 

 

7日目 アート巡りと最後の試合観戦へ

7日目はフライト前日ということで実質最終日。

 

朝、起床して今回の旅でのお決まりの安朝食を摂ってから向かったのはリトルトーキョー。今まで行った事のなかった現代美術館の別館"The Geffen Contemporary"へ。

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こちらは巨大な倉庫のような室内で本館とは別に期間限定で様々な展示がやっています。 揚々と入り口の扉を開けると、職員さんに不思議な顔をされます。どうやら、訪問時には入替え等で展示をやっていなかった模様。

 

仕方ないので、アートディストリクトの一角にある"THE CONTAINER YARD"へ。


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こちらは広い室内にスプレーアートから空間展示まで様々なアーティストの作品が描いてあり、中にはコーヒーショップ、バーバー、スプレー缶ショップなどがあります。


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また、広い屋外の敷地が有り、新たな展示を製作中なので、来るたびに楽しめる空間となります。

 

ココに移動する際に、路上の広告を見て気になっていたのが"THE BROAD"で特別展示中の『Soul of a Nation』。

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調べてみると時間待ちなしではいれそうなのでコチラでコーヒーを飲みながらチケットを購入してTHE BROADまで移動します。

 

BROADまでの移動の際、バスを使うと"SKID ROW"という薬物中毒者やホームレスが多くいるダウンタウンで最も治安の悪い場所を通ることになります。何かあっても困るので、今回は街並みの写真を撮りつつSKID ROWを通らないルートを徒歩で移動しました。


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道中は"TOY DISTRICT"といって玩具などを扱う店が多い地域を通るのですが、実際の玩具屋は大きなぬいぐるみを扱うお店が数軒あったのみで、水タバコ用のボングを扱うSMOKE SHOPがほとんどでした。

 

さて、今回の特別展『Soul of a Nation』は1963年頃から約20年間での黒人アーティスト達の作品が集められた特別展です。ウォールアートの始まりや、黒人の権利獲得に動いていた代表的な活動家"Martin Luther King Jr."通称キング牧師や"Malcom X"の影響を受けての変化や、暴力や殺人などの黒人が受けてきた迫害、またはJAZZなどといった音楽から影響を受けて変化していった歴史と共に様々なアーティストの作品を 見ることが出来ます。

 

説明とともに作品をじっくり見ていたらあっという間に3時間弱経っていました。ちなみにTHE BROADの特別展は有料で$18するのですが、2階の通常展示(時期によって若干内容の変更有り)は無料で見られます。無料で多くの作品を見られるとあって入場の列が出来ていますが、あらかじめホームページから予約をしておくことで、列待ちをせずに入場できますので、訪問予定の方は是非、時間を決めて予約することをオススメします。

 

展示を堪能すると今夜の開場時間まで1時間弱と時間が迫っていましたので、カメラを置くため宿へ戻りつつ(レンズ交換式・35mmフルサイズカメラの持ち込み禁止の為)、LA LA LANDの劇中にも出てきたANGEL FLIGHTに乗ってみました。世界一短いケーブルカーに片道 $1払うのが馬鹿らしいと思い避けてたのですが、最終日による名残惜しさも手伝い、乗ることにしました(笑

 

 

ちなみにこちらのANGEL FLIGHTはMETROのTAP CARDを見せることで半額の¢5で乗車することが出来ます。

 

さて、カメラも置いて、会場のSTAPLES CENTERへ向かいます。相手は今年のALL STAR開催地Charlotteのチーム"Hornets"です。本日の座席はコチラ。

 

 

ゴールの真裏で若干の見づらさはあるもののコートサイドの席に次いで近い席となります。相手側とはいえ、これだけ近いとまた一際興奮します。

 

試合は序盤の展開が悪かったものの3Q目に修正し、129-115で勝利。今シーズン、現地観戦した試合は3戦3勝となりました。余韻に浸りながら帰宅し、食事を摂った荷造り開始。旅行の終わりが近づいていることを再確認する寂しい瞬間ですね(涙

 

荷造りを終えたら翌日も早いので、サクッとベッドへ。

6日目 アナハイムへのAmtrack旅とMarch Madness


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6日目はいよいよ今回の旅のメインの目的であるNCAA(全米大学スポーチ協会)男子バスケットボールトーナメント 通称 "March Madness"。

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アメリカでは大学バスケへの関心が高く、大学のある地域は勿論、NBA選手たちもこぞって母校を応援したりする一大イベント。

大学で一番の大会であるコト、想像以上の熱戦や番狂わせetc…全米が注目し、熱狂するコトから"March Madness/3月の狂気"と呼ばれます。日本で言うとより注目度の高い甲子園ですかね?

 

今回は日本からワシントン州"GONZAGA UNIV/ゴンザガ大学"に留学中の"八村 塁"選手が所属するGONZAGA BULLDOGSの試合を観戦する為にロサンゼルスと同じカリフォルニア州アナハイムへ。


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ちなみにNCAAトーナメント4年先、つまり現状2022年まで各ディビジョンのホスト校と試合会場が決まっていますので、NCAAに興味が有る方はそこから渡米計画も立てられます。

https://www.ncaa.org/championships/future-division-i-mens-basketball-championship-sites

 

前置きが長くなりましたが、今回はロサンゼルスからAmtrakという長距離鉄道でアナハイムまで行きます。このAmtrackは市内だとUnion Station/ユニオンステーションというハブ駅が有り、そちらから乗車可能です。

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その前に、ユニオンステーションそばのPhillipsへ再訪して朝食。平日の午前中なので空いているかと思ったら人だかり。どうやらLA Dodgersの開幕戦だったようで、店内は青いシャツ一色、テレビによる取材なんかも入っていました。


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朝食は前回とは別のPORK RIBにアメリカンチーズのトッピング、それと日替わりスープの"NAVY BEAN"にコーヒーをオーダー。

 

美味しい朝食の後はユニオンステーションへ。ロサンゼルスからの鉄道は今回乗るAmtrackとMETRO LINKがあります。METRO LINKは言ってみると通勤快速で朝の早い時間のみ運行しており、Amtrackよりは若干安い価格設定となっています。自動販売機が有るのですが、それらは全てMETRO LINKのものなので下の地図の赤枠部分、Amtrackの窓口へ向かいます。

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窓口でIDを提出し、身元の確認が出来たら目的地を告げてチケットを購入します。乗り場は複数有り、受け取りの際にチケットとともに教えてくれます。

今回、自分は10Bのゲート、地図中のオレンジのエリアから当該ゲートへ進みます。本来であれば出発時刻表を確認しつつ、早めに行って駅員のチケット確認を受けて待っているそうですが、今回は時間ギリギリの為そのまま階段を上がり、ホームへ。

 

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ホームで数分待っていると扉が開くので乗車。中は広々としており、大抵の日本人なら足を伸ばしきれるほど座席の間隔があります。

今回の目的地は近いですが、シカゴ等の都市まで移動する鉄道なので、広めで快適です。座席にはコンセントも用意されています。

 

走り出した車内では乗組員さんがチケット確認を実施。確認し終わった後に、座席の上に紙が挟まれるのですが、これがチケット確認の証となるので、座席移動する際には一緒に持って移動する必要があります。さて約40分ほどの乗車で2駅先の目的地"Anaheim/アナハイム"へ到着しました。

 

アナハイムといえば、大谷選手の所属する大リーグチーム"Angels"の本拠地。また、ディスニーリゾートがあります。試合会場の会場まで時間があるので2箇所を訪問してみました。

 

まずはAngelsのホーム『Angel Stadium of Anaheim/エンゼルスタジアムオブアナハイム』へ。こちらはAmtrackの駅、バスターミナルとなっているATIC から徒歩で5分ほど。ハイウェイの下をくぐると目の前にはエンゼルススタジアムが広がります。


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続いてはディズニーリゾート。こちらはATICからバスで20分ほどの箇所にあります。OCTA BUSの番号50番のバス West boundで行けるそうなので、バスを待ちます。

 

車内で1day Passが欲しい旨を告げ、精算機に$5 をいれると運転手さんがPASSを用意してくれます。今回は不要ですので、次回以降の乗車時に精算機にスワイプすることで乗れるようになります。

 

さてバスで最寄停留所で下車してから目指したのは"Downtown Disney/ダウンタウン ディズニー"パークの外側で買い物などを楽しめる場所とのことで、日本で言うイクスピアリ的な場所。停留所から10分弱歩いて目の前に広がる光景には人、人、人…とこちらでは入場が必要らしく、行列が出来ていました。入りたいのは山々ですが、行列待ちしていると本来の目的に遅れかねないので写真だけとって駅まで戻ります(泣

 

駅に戻ってから今回の会場"HONDA CENTER"へ向かいます。駅からは徒歩5分ほどで到着なのですが、途中にあるBEER RESTAURANT""が盛り上がっています。覗いてみると、GONZAGAの試合前イベントを行っているので、IDを見せて(酒を扱う店なので)敷地内のイベントスペースへ。中では物販と学校OBによる演説、それからGONZAGAの応援の練習等で大盛り上がり。物販にてTシャツやペナントを購入して、HONDA CENTERへ向かいます。

 

金属探査等のセキュリティを通過して中へ。中での飲食物、グッズの販売、座席の確認をしてから2階席へ。今回は"NCAA Experiment"という特別ラウンジへのアクセス権つきのチケットを購入したので、そちらを目指します。

 

特別ラウンジ内では無料の軽食があり、バーカウンターで飲み物のオーダーが出来ます。また今回のチケットにはバーで使えるドリンクチケットが2枚付いています。 またイベントとしてNCAAで活躍したレジェンドプレイヤーのトークショウ並びにセッションがあります。今回はLAKERSの永久欠番にもなっているNo.52 "Silk"こと"Jamaal Wilkes"がきていました。ラウンジ内の客からの質問に答えるウィルクス。今田から言える当時のダーティープレイヤーや今大会での注目選手などの質問に答えていました。セッション終了後にはフォトセッションがあり、ウィルクスやチャンピオントロフィーと写真を撮る事が出来ます。自分も撮影してもらいLAKERSのジャージにサインを貰ってきました。 試合開始時刻が迫ってきたのでアリーナへ移動。一試合目はお目当て"八村 塁"の所属する"ゴンザガ大学"と"フロリダ州立大学"の試合。試合は接戦ながらもしっかりとゴンザガが勝利を収める好試合。NBAと違い試合校のブラスバンドやチアガールによるパフォーマンス(NBAのハーフタイムショウの様なアクロバティックなもの)があり、試合以外も楽しめました。 ゴンザガの勝利の後は再びラウンジへ。入場は2試合目開始までと言うことで内容確認に行ってきました。軽食はポップコーンやクッキーといったスナックへ変わっており、テラスから夕日を眺めながら小腹を満たし、次の試合に備えます。 2試合目は"ミシガン大学"と"テキサス工業大学"。テキサス工業大学の泰となディフェンスを崩せずミシガン大が苦戦。また、要所要所で3PT等を決めて作った流れを話さなかったテキサス工業大学の勝利。 2試合を見届けたら急いでアムトラック駅へ。窓口営業が終了していて、券売機もメトロリンクのしか動いておらずピンチ。申し訳程度にメトロリンクの券売機でチケットを購入しましたが、車内での乗車券確認の際に「それは違うチケットだから次からは気をつけてくれ」と。追加料金などはなしで無事下車できました。ありがとう。 宿に着いてカップ麺をすすり、シャワーを浴びて就寝です。

5日目 やはりインパクト大なシャックアタック

5日目は朝早めに起きて前日、Pharmachyで購入しておいたCampbellのスープで軽い朝食を摂り、付近を散歩します。そしてお腹を空かせた万全の体調で向かったのがコチラ"SHAQILLE'S"。

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こちらはLAKERSが00年代に3連覇した際の原動力でもあり、史上最強の支配力を誇るセンター選手"Shaqille O'neal"が今年オープンしたばかりのレストラン。割と高級なお店ではありますが、昨日の試合チケットがキャンセルになり、若干の余裕が生まれたので来てみました(笑

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お店ではShaqの好物であるChicken Wingなどがウリですが、オープン時にファンの間で話題になったメニューが。それが本人の名前を冠した"Shaq Burger"と"Kobe Burger"の2種類のハンバーガー。

LAKERSでの3連覇の後期、Shaqと当時、全盛期を迎えようとしているKobeの間にはどっちがチームの中心になるか…等といった内容で不仲説が流れていました。

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今となっては和解したもののそれを踏まえてか"Kobe Burger"を出してくるあたりがエンターテイナーとしてのShaqの面白さですね(笑

 

さて、そんな人気選手の名前を冠したメニューがあり、どちらを注文するか迷うところ。そこで前日の間にTwitterのアンケート機能で『あなたが実際にレストランに行って注文するなら…?』といった内容で意見を聞いてみました。そしてその結果がコチラ。

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両方かよ(笑

 

まぁ、心のどこかではこの結果になることを望んではいたので、2種類のハンバーガーと店員さんにハンバーガーに合わせるなら?ときいてオススメされたロサンゼルスのクラフトビールを注文。

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まずは先日いったアートディストリクトにある"Angel Brewery"の"Spirited Saison(6.2%)"を。キレのあるドラフトビアで、飲みやすい。喉を潤している間に2種類のバーガーが到着。

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手前が"Shaq Burger"で奥が"Kobe Burger"。いずれも肉の焼き方はレアでオーダー。また、サラダ or ポテト がサイドとして注文できる為、それぞれ1つずつオーダーしました。

 

SHAQ BURGERはパンチの効いたSHAQソースとアメリカンチーズが肉汁とあいまってガツンとした食べ応え。また自家製ピクルスの酸味と触感もアクセントに良いです。


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対してKOBE BURGERは焼きトマトルッコラ、ベーコンジャムなどが入っており爽やかな甘みが印象的。チーズもグリュイエールの為、しつこくなくフルーティーでサッパリ目の印象です。


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途中でオススメされた2種類の目のビールということで、"Boomtown Brewery"の"Submission Golden Ale(8.6%)"を。こちらはアルコール同様に色も濃い目で香りがふくよかなビール。

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ビール2杯とハンバーガー2つ、サラダにポテト…とお腹いっぱいになり、店を後にしてからはSTAPLES CENTER併設の"TEAM LA"へ。

 

こちらは試合に合わせてLAKERS,CLIPPERS,KINGS(NFL)のグッズを販売しているショップです。試合ついでにアクセスできる分、試合開始前にクローズし、試合後も営業時間が短い為ゆっくりみるなら試合のない昼間がオススメ。と言うことでゆっくりと商品を吟味し、おみやげに数点購入。

 

店を後にしてから散歩するも、満腹感と酔い、それから太陽の日差しがきつかった為、宿に戻って休憩。少しお昼寝…の予定が気付けば18時頃まで寝てしまいました。

 

本当はグリフィス天文台までいって日の入りと夜景の写真を撮る予定だったのですが、諦めてお土産と食事の為にスーパーとPharmachy巡り。顔よりも大きなパンが$1.29だったり、やはり小麦を使った商品の安さが目立ちますね。他にも商品の陳列や価格の違いなどを見ながらスーパー3軒、Pharmachy4軒をハシゴしてから夜のダウンタウンを撮影してから帰宅。


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肉も野菜も魚も量が多く、調理したところで一人で食べきれる自信がなかったのでレトルト食品を購入し、晩餐の冷凍ピザとMAC&CHEESE食べて本日は終了。

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翌日のアナハイムに向けて早めに寝ました。

4日目 メキシコ移住の歴史とゲームチケット


4日目は少しゆっくりめに起床。

 

先日いった"MAKO SUSHI/まこ寿し"で働いてる先輩とお昼ご飯…の前に重要なメールが。なんと"Viagogo"から『販売者がチケットを用意できなかった為、代賛チケットを用意します』との旨。急いで、内容確認し、代わりの座席を選択しました。このチケットまでキャンセルにならないように願いつつ、E-Ticketの送付を待ちます。

 

話は戻り、先輩が愛車で迎えに来てくれてチャイナタウンの一角にある"Philippe the Original"へ。

 

フレンチディップという、昔、スープにサンドイッチを落としてしまったものが美味しかった為、出来たというサンドイッチ。オーダーしたのは" BEEF"というサンドイッチとコールスロー、日替わりスープの" "にアイスティー

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肉汁ひたひたの牛肉スライスがパンにはさまれているサンドイッチ。ちょっと濃い目ですが、甘い朝食に飽き始めた舌にうれしい塩分(笑

 

食事の後は付近の散策ということでOlvera Street/オルベラストリートへ。このあたり一帯はメキシコから移住してきた人達が住んで他地域とのコトで、ロサンゼルスで初めての住居であり、現在は記念館として残っている"Avila Adobe"があったり小さな露店やメキシコ料理店が並ぶエリアです。

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それからスターバックスでコーヒーブレイクを挟み、先輩とはお別れ。リトルトーキョー靴屋などで頼まれたお使いの品を購入してからアートディストリクトへ。


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このあたりは元々、治安が良くなかった所を再開発したエリアで様々なウォールアートが描かれており、Graffiti Artが好きな人間にはオススメのエリアとなっています。

  

さて、ココで気になるのが朝方に再手配を依頼した試合のチケット。一向に来る気配がないまま開場時刻が近づいてきた為、何度か問合せしたものの結果、用意することが出来なかったとのコトで観戦不可。会場付近に行けばその場でチケットを売っている人間もいるが、試合は既に始まっており、途中から観戦する気持ちになりきれず宿で食事しながら試合を見ていました。レンチンのピザとマックチーズ(寂

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試合結果は124-106 で勝利。虫がいい話ですが、やはり勝ち試合なら行けば良かった…なんて気持ちも否定し切れませんね(笑 勝利の余韻に浸りつつ、シャワーを浴びて早めに就寝しました。